こんにちは。
今回は普段の趣味シリーズではなく、普段の仕事よりな事を話そうと思います。
ラボのテクニシャン的な
僕は生物系の研究室で日々研究をしている学生なのですが、オーディオや電子工作の趣味も相まって研究室の備品修理を行うことが多々あります。(といっても電気泳動のヒューズ交換や割れたガラス製品の補修など単純なことばかりですが。)
先日他の研究室と合同の清掃があり、その際使用していたUVランプが使えなくなったとのことだったので、引き取って修理することにしました。
歴史的財産級のUVランプ
これが拝借したUVランプです。小型でどこにでも設置できるタイプです。
本体横に説明が色々。型番はGT-1511Bか。「東京芝浦電気株式会社」とあります、今の東芝です。時代を感じますね。それもそのはず、昭和35年製、約60年前の代物です。すごい。。。
中はこんな感じ。簡単なつくりをしています。
ランプ自体がつかないということで中を見てみると、断絶された中の配線がビニールテープでぐるぐる巻きに止められている状態。しかも、ケースとケーブルが固定されていないので、雑にケーブルを扱うとケーブルの接着部分にダメージがいってしまう始末。これは危ないです。
修理
ケーブル自体が固くて取り回しもしにくいのでケーブルごと交換します。
プラグも再利用して使います。新しいケーブルと内部の配線は圧着端子を使って固定しました。(写真忘れた…) 平形端子で固定したかったのですが、ストックがなかったので接続端子で無理やり固定しました。
また、ケーブルとケースの固定は、ケースの内側と外側それぞれからケーブルに結束バンドで固定することで押しても引いてもケーブルが動かないようにしました。
動作確認
UVランプなので一瞬だけ光らせて確認。きちんと動作しました。蓋を閉めてラボの方は返却。治って良かったです。