こんにちは。
今回はノートパソコンのDVDドライブをHDDマウンタに換装してみたので、それについて書こうと思います。
目次
SSD+HDDの最強ノートPCを作りたい
大学入学当初に購入したノートパソコン、TOSHIBAのdynabook R734/37KBを現在までずっと使用しています。5年前のPCですが、当時上位のCPUを搭載したモデルを購入したのでSSD換装によるOSの高速化などで何とか今日まで使えていました。しかし、ストレージ容量の面から500GBのSSDのみでは心許ないので、なんとかストレージを増やせないかと思案していました。本体に接続できるスロットは標準の2.5インチSATA接続1つのみです。M.2やmSATAなどのスロットなどは無いため、ストレージの増設は不可能です。「これは無理か」と諦めてかけていたところに「ノートパソコンのDVDドライブはHDDマウンタに換装できる」との情報を入手しました。「これでSSD+HDDのデュアルドライブ搭載の最強ノートパソコンができる!」と思い、これを実行することにしました。
Coffee break 〜交換と換装〜
「そういえば"HDDからSSDへの換装"という単語をよくみるが、交換と換装ってどう違うんだろう?」と疑問に思ったので調べてみました。
こう‐かん〔カウクワン〕【交換】
[名](スル)
1 取りかえること。また、互いにやり取りすること。「現金と交換に品物を渡す」「意見を交換する」
かん‐そう〔クワンサウ〕【換装】
[名](スル)部品や装備を、性能の異なる他の部品や装備に取り換えること。「パソコンのOSを換装する」
交換に比べて換装の方が専門的なニュアンスがあるようですね。勉強になりました。
ノートパソコンの改造歴
ちなみにですが、今までの改造歴を以下にまとめてみました。
- オリジナルのHDD 1TBをcrucial製SSD 500GBに交換
- メモリの空きスロットに4GB追加し、合計8GBのデュアルチャネル化
- 天板にシートとリンゴシールを貼り付けてMacbook化(?)
- 劣化したバッテリーを互換バッテリーに交換
この記事で初めてまとめてみましたが、想像以上に改造していて驚きました。今回はさらに"DVDドライブをHDDマウンタに換装する"という項が加わることになります。
HDDドライブマウンタの購入
パソコン専門店でしか購入と思いきや、2019年の今日Amazonで購入できてしまいました。
amzn.toしかも、価格は驚きの899円。倍くらいするものかと思っていました。(今考えると、枠の大きいSATAオス-メスの変換器でしかないので安上がりなのかもしれません) DVDドライブと全く同じ形状の枠の中央に2.5インチのHDDが搭載できるようになっています。ノートパソコンによってDVDドライブの厚さが9.5mm, 12.7mmの2タイプがあるので使っているノートパソコンの種類に応じて厚さが同じHDDマウンタを買う必要があります。私のdynabook R734の場合、9.5mmでした。
〜注意〜
このHDDマウンタはDVDドライブのようにパソコン本体から飛び出しません。さらにはHDDを裏側にしてノートパソコンに搭載するので、HDDを交換する際はHDDマウンタを毎回取り外さなければいけません。別にそれも手間ではないという人もいるかもしれませんが、ノートパソコンのSATAのフラットケーブルは脆いので何度も交換していると断線の恐れもあります。このHDDマウンタに様々なHDDを取っ替え引っ替えして使おうと考えている方は使用しないほうがいいです。あくまで常設のHDD用です。
これが現物です。マウンタ自体に説明がいろいろ書いてあります。これを参考に取り付け作業を進めます。
まず、これについてたカバーを外すのですが、これがとても硬かったです。なので最終的に爪を割って外してしまいました。
DVDドライブの取り外し
続いてDVDドライブの取り外しをします。
まずはPCの裏カバーを外します。
DVDドライブとご対面。メーカーはパナソニックでした。
右側でSATAケーブルがネジ止めで接続されていましたのでこれを外します。
無事取り外せました。
続いて、DVDドライブからドライブのカバーを外します。これは難なく外すことができました。
HDDマウンタの取り付け
外したカバーをHDDマウンタに取り付けます。
やや寸法が合いませんでしたが、はめ込むことが出来ました。
続いてHDDマウンタにHDDを載せます。このノートパソコンのSSD換装時に取り外したオリジナルのTOSHIBAのHDD 1TBを載せることにしました。
こういうHDDマウンタはマウンタの奥行きがHDDのサイズとぴったりで斜めから挿しこまないと収まらないものが多く、この挿しこみ時の角度が基板を痛めそうなので嫌いなのですが、これはマウンタにHDDを置いて押し込むことで接続できるのでとても安心です。うまくハマりました。
しかし、手前側に隙間ができてしまいます。説明図では何かで隙間を埋めていますが付属品にそのようなものはなかったので、代わりにダンボールを適当な大きさに切って詰めました。
あとは逆の手順で戻したら完了です。
動作確認
ディスクの管理から確認すると
確かにHDDが認識されていました。成功です。
用途としてはストレージの増設と書きましたが、バックアップのHDDでもいいなと思い始めました。さてどうしようかな。
そんなこんなで、なんとか無事に作業が終了してホッとしました。
そんなに難しい作業でもないので興味のある方は是非試してみてください。