こんにちは。
今回はノートパソコンのメンテナンスをしたので、それについて書こうと思います。
ノートPC初メンテ
僕は現在自宅の主に娯楽用デスクトップPCと大学での研究用ノートPCの2台を持っています。特に研究で使っているPCは大学入学当初に購入したもので、購入から5年も経っています。そんな大昔のPCですが、当時最新のIntel core i7(第4世代)を積んでいることもあり、メモリ増設やSSD換装をして上手いこと現在まで運用できています。しかし、これまでにPC内部の掃除をした事がなく、外から見ても排気口にホコリがたまっているのが確認できたので、5年目にして初めてPC内部の掃除を行おうと思いました。
ご開帳
ちなみに今から清掃を行うノートパソコンはTOSHIBA Dynabook R734/34BKというものになります。
まずはバッテリーを外します。PC内部の変なところを突いてショートして故障してしまったら一巻の終わりなので、その電源を断ちます。
続いて背面のネジをどんどん外していきます。
このPCは背面一部のパネルを外す事でメモリとストレージにアクセスする事ができ、内部のパーツ交換が容易にできます、とても便利な機能です。
ここで、このノートPCのスペックを軽く紹介しようと思います。まずメモリ。前までは出荷初期設定のSK hynixのメモリ4GB×1枚でしたが、全く同じ4GBのメモリをもう1枚増設して合計8GBにしてあります。
続いてストレージ。OSの余りの遅さに耐えかねて、出荷初期設定の1TB HDDからcrucialのSSD 500GBに換装しています。(機会があればこれについても記事にしたい) 今では爆速で動作しています。容量は減りましたが、研究用途で1TBも必要ないのでこれで十分です。
さて、背面パネルを外すとこんな感じです。
左下の大きい銀色のパーツがCD/DVDのドライブ、中央のが先ほどのメモリとSSD、右上のオレンジっぱいのがCPUとクーラー、右下の黒いパーツがファンです。
確かにファン周りはホコリだらけで汚れていました。ので、アルコールを含ませたティッシュやエアダスターで綺麗にホコリを除去しました。この際、ファンの回転によってマザーボードに電流が流れてしまうため、マザーボードからファンの端子を抜くと良いと思います。
グリス交換
本来はここで終わる予定でしたが、先月あたりにCPU用のグリスを買っていたのを思い出しました。そこで急遽グリス交換も行うことにしました。グリスとはCPUとヒートシンクの間に塗るクリームのようなもので、CPUで発生する熱をヒートシンク側に伝える重要なものです。時間が経過すると、どんどん乾いて熱伝導率が下がる(と言われている)ので、定期的なグリスの交換が必要です。
CPUのヒートシンクのネジを外して中を覗くと、CPUがグリスまみれていました。余りに過剰量のグリスが塗られていたので正直引きました。(グリスが少なすぎるのはもちろん良くないですが、過ぎたるは及ばざるが如しとはよく言ったもので…) また、グリスはかなりカピカピだったので、交換するタイミングとしては良かったと思います。
これもアルコールを含ませたティッシュで綺麗に拭き取ります。(右側の帯状のところはパーツの突起に引っかかって拭き取れなかった) ヒートシンク側も綺麗に拭き取ります。ピカピカのCPUはやはり綺麗ですね。
次にグリスを盛ります。グリスはAmazonで一番コスパのいいものを買いました。
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米粒大に盛って薄く広げます。後は優しくヒートシンクを載せてネジを締めたら作業終了です。
作業完了!と思いきや…?
背面パネルの全ネジを締め、動作確認を行いました。
、、、、、遅い。動作がカクつき、異様に遅いのです。「あぁ、作業中に変なところ触って壊したな、終わりだ…」と思いました。
が、原因は簡単なことでした。ファンのケーブルを刺し直すことを忘れていました。ファンが動かない→CPUに熱がこもる→安全装置が働いてCPUの性能に制限がかかる→動作が遅くなる、といったようです。
ファンを差し込んだら元どおり動作しました、良かった…
といった感じで、無事にPCのメンテナンスを終える事ができました。このPCは壊れるまで使い倒したいので、まだまだ頑張って欲しいです。数年後にまたメンテナンスをしたいですね。