⌬GIGS BOSON, free the tone
こんにちは。
初のエフェクターレビュー、記念すべき1つ目はfree the toneさんのGIGS BOSONについて書こうと思います。
free the toneさんはプロのアーティストの方々御用達の有名な楽器店です。
エフェクターや機材の構築なども行っています。
代表は林さんという方がを務めています。
この方は様々な有名アーティストのボードマンやProvidenceの機材設計・開発というすごい経歴の方。
次々とfree the toneの優れた製品が生み出されるのが納得できますね。
さて、そのfree the toneの量産型(?)エフェクター第1弾であるGIGS BOSONについてです。
ちなみに、林さんはポルノグラフィティ両方の機材・ボードマンをしているそうです。
他にもARC-3を導入するなどfree the tone製品を愛用していることがわかります。(ARC-3は僕も欲しいです。ですがいかんせん高い、、、(9万))
GIGS BOSONという名前の由来は、当時世界を騒がせていたヒッグス粒子:HIGGS BOSONを文字って命名したそうで、暗黒宇宙解明の第一歩、世界発展の第一歩になるようにと願いを込めているそうです。(公式ホームページ参照)
さて、前置きはここまででペダルの説明に入ります。
見た目はこんな感じ。
艶消しゴールドがなんとも上品です。
晴一さんのツイートを見ての通り、LEDもかなり明るいので可視性良好です。
設定できるのはLEVEL, TONE, GAIN, INPUT Z, GAIN BOOST。
GAINは完全なクリーンからオーバードライブまでかなり幅広く使える。
オーバードライブにはTS系、OD-1系、DOD系などいろいろな系統がありますが、どれにも属さない新しい歪みペダルだと思いました。
ブースターとしても優秀です。
GAINを上げてもボサボサすることなく、美味しいところをどんどん持ち上げていく感じです。
特に何と言っても音の分離感が素晴らしい。
普通ならどんな歪みペダルでも歪ませれば歪ませるほど弦1つ1つの音が混ざり合って1つになってしまいます。
しかし、GIGS BOSONはかなり歪ませた状態でコードを弾いても1弦1弦ずつの音の存在感が消えません。
こんなペダルはなかなか出会えないと思います。
TONEですが、TONEというよりかはHIGH,PRESENCEを調節する感じです。
MINにしてもモソモソせず、かと言ってMAXにしてもキンキンしません。
どの設定をしても使えないところはありません。
GAIN BOOST、これがかなり良い。
激しめのオーバードライブ、ディストーション並みにGAINが上がる。
リードギターであれば付けっぱなしくらいが丁度いい。
INPUT Zはインピーダンスを100kΩ/1MΩで切り替えるスイッチです。
林さんによるとギターから直接の場合は1MΩ、他にエフェクターを繋ぐ場合は100kΩで使用すると良いとか。
直アンで聞き分けてみると、ではややハイが落ち着いた感じがしました。
このスイッチはバイパス時でも有効です。
僕はこのペダルをかなり推します。
価格は23000円(税抜)とやや高価ですが、買う価値はあります。
オーバードライブに悩んでいるならまずこれを試奏することを勧めます。
free the tone GIGS BOSON
林さんのブログ