ベンゼンのおもちゃ箱

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色々自作してる人です。知識が浅いので所々間違っているところもありますがお許しを。

⌬GIGS BOSON, free the tone




こんにちは。

初のエフェクターレビュー、記念すべき1つ目はfree the toneさんのGIGS BOSONについて書こうと思います。





free the toneさんはプロのアーティストの方々御用達の有名な楽器店です。

エフェクターや機材の構築なども行っています。

代表は林さんという方がを務めています。

この方は様々な有名アーティストのボードマンやProvidenceの機材設計・開発というすごい経歴の方。

次々とfree the toneの優れた製品が生み出されるのが納得できますね。





さて、そのfree the toneの量産型(?)エフェクター第1弾であるGIGS BOSONについてです。



林さんのブログを見ると、このエフェクターポルノグラフィティの晴一さんの構想から作られた、と書いてあります。(アーティストの希望がこうやって製品になることがあるんですね、すごい)

ちなみに、林さんはポルノグラフィティ両方の機材・ボードマンをしているそうです。

ポルノグラフィティのライブツアー:PANORAMA×42ではGIGS BOSONをボードに導入していることを自身のツイッターで明らかにしていました。

他にもARC-3を導入するなどfree the tone製品を愛用していることがわかります。(ARC-3は僕も欲しいです。ですがいかんせん高い、、、(9万))

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GIGS BOSONという名前の由来は、当時世界を騒がせていたヒッグス粒子:HIGGS BOSONを文字って命名したそうで、暗黒宇宙解明の第一歩、世界発展の第一歩になるようにと願いを込めているそうです。(公式ホームページ参照)





さて、前置きはここまででペダルの説明に入ります。

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見た目はこんな感じ。

艶消しゴールドがなんとも上品です。

晴一さんのツイートを見ての通り、LEDもかなり明るいので可視性良好です。



設定できるのはLEVEL, TONE, GAIN, INPUT Z, GAIN BOOST。


GAINは完全なクリーンからオーバードライブまでかなり幅広く使える。

オーバードライブにはTS系、OD-1系、DOD系などいろいろな系統がありますが、どれにも属さない新しい歪みペダルだと思いました。

ブースターとしても優秀です。

GAINを上げてもボサボサすることなく、美味しいところをどんどん持ち上げていく感じです。

特に何と言っても音の分離感が素晴らしい。

普通ならどんな歪みペダルでも歪ませれば歪ませるほど弦1つ1つの音が混ざり合って1つになってしまいます。

しかし、GIGS BOSONはかなり歪ませた状態でコードを弾いても1弦1弦ずつの音の存在感が消えません。
こんなペダルはなかなか出会えないと思います。


TONEですが、TONEというよりかはHIGH,PRESENCEを調節する感じです。

MINにしてもモソモソせず、かと言ってMAXにしてもキンキンしません。

どの設定をしても使えないところはありません。


GAIN BOOST、これがかなり良い。

激しめのオーバードライブ、ディストーション並みにGAINが上がる。

リードギターであれば付けっぱなしくらいが丁度いい。


INPUT Zはインピーダンスを100kΩ/1MΩで切り替えるスイッチです。

林さんによるとギターから直接の場合は1MΩ、他にエフェクターを繋ぐ場合は100kΩで使用すると良いとか。

直アンで聞き分けてみると、ではややハイが落ち着いた感じがしました。

このスイッチはバイパス時でも有効です。





僕はこのペダルをかなり推します。

価格は23000円(税抜)とやや高価ですが、買う価値はあります。

オーバードライブに悩んでいるならまずこれを試奏することを勧めます。





free the tone GIGS BOSON
林さんのブログ